症状にあわせた薬剤を散布し、植木の病気や害虫(チャドクガ・アブラムシ等)を予防、駆除します。
病気や害虫の種類によって、発生しやすい木の種類や時期がありますので、少し前から予防として消毒をすることで、発生を抑制し、被害を最小限に食い止めることができます。
消毒の効果を上げるためには、年に数回、適切な時期に適切な薬剤を使用することが大切です。
*害虫のなかには植物だけでなく、人間にも被害を及ぼすものがあります。とくに、「ツバキ」や「サザンカ」に発生することの多い「チャドクガ」の卵や幼虫には毒針毛があり、触れると激しいかゆみやかぶれを引き起こします。毒針毛は風に乗って飛ぶことがあるので、近くをとおったり、洗濯物に付着していないか確認したり、日常的に注意が必要です。
注) 薬剤はホームセンター等で販売している一般的なものを使います。 また、散布前にはご近所へ挨拶にうかがいます。
高さの目安
肥料を施して栄養分を補うことで成育を促進します。
目には見えなくても、土の中の栄養分は植木や雑草に吸い取られ、だんだん少なくなります。そのような状態のまま植物を育てていると、葉の色が薄くなったり、花付きや実付きが悪くなったり、成育に影響が出てしまいます。
定期的に「施肥」をして、植木の成育にあわせて適切な栄養分を補うことで、花付きや実付きを改善し、新芽の伸張を促します。
植物は花や実を付けると、樹勢が衰えます。
植木の花付きや実付きを改善したり、新芽の伸張を促したりします。
花を咲かせた後や、実を収穫した後に、消耗した樹勢を回復させるために与える肥料のことをいいます。花や果実への“お礼”の意味を込めて、「お礼肥」と呼ばれています。
球根植物では、翌年に備えて球根を太らせる役割もあります。
12月~2月にかけて、寒い時期に与える肥料のことをいいます。この時期は休眠する植物が多く、ほとんど成長も見られませんが、根は春の芽吹きに向けて準備を進めています。
「寒肥」をして植木の状態を整えることが、春以降の新芽の伸張や花つき、実つきを整えることにつながります。