植物を植えることを「植栽（しょくさい）」といいます。
お庭に緑が増えるだけでなく、目隠し、仕切り、防風、室温の調節ができるなど色々な役割があります。

春の植栽がおすすめな理由
春は植物を植えるのに最適な季節です。
植物のほとんどは3月以降の暖かくなる季節に成長します。暖かいと土が凍結する心配がないため、梅雨前にしっかりと根を土に張ることができ、樹木が弱ったり病気にかかったりするリスクが少なくなります。

また、春は多くの人が新しいスタートを迎える季節です。入園、入学、就職など人生の節目に想いを込めて、「記念樹」を植えるタイミングとしてもベストです。
ベストタイミングなこの春に植栽を検討してみてはいかがでしょうか？

▼こちらの記事もぜひご覧ください
春からはじめる緑ある暮らし「植栽」－イチ押しお手入れメニュー

植栽におすすめの庭木はコレ！目隠し・記念樹・シンボルツリーに。

切り芝のマットを土の上に並べながら芝を張る作業を「芝張り（しばはり）」といいます。

芝生を張るとお庭の外観が涼しげに見えるだけではなく、雨による庭土の泥化や日光の照り返しなどを防ぐことができるといわれています。
また、コンクリートや土の庭よりも、芝生の方が小さいお子さんやペットが遊ぶときに安心ですよね。

春の芝張りがおすすめな理由
春は暖かくなる季節で芝生の成長期でもあるため、根が付きやすく、芝張りに適しています。
また、芝張りは切り芝のマットと土がなじむまでに時間がかかります。梅雨の時期に入ると雨の影響で切り芝がずれてしまう恐れがあるため、しっかりと根付くことができる春が芝張りに最適なのです。

梅雨に入る前に庭に芝を張って、美しい庭づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか？

▼こちらの記事もぜひご覧ください
芝を植えるなら春が最適、初心者でもできる芝張り

春の病害虫対策がおすすめな理由
日差しの暖かさが心地よくなるこの時期、冬は寒さで外出を控えていた方も、お出かけの予定を立て始めているのではないでしょうか。

人間と同じく、春の暖かい気候条件は害虫の発生に好適な環境となり、さまざまな害虫も活発に行動を始める時期です。害虫は梅雨前ごろから夏にかけて繁殖するため、梅雨に入る前のこの春に害虫駆除・害虫対策をしておくと安心です。

病害虫の駆除・対策方法
1.定期的な観察と早期発見
植物の異常な症状や虫の存在を早期に発見することが重要です。植物を定期的に観察し、害虫を見つけ次第、速やかに駆除します。

2.適切な水やり
過度な水やりは根腐れや病気の原因となります。地面が十分に乾いた後に水を与え、水の滞留を防ぎます。

3.適切な剪定
植物の剪定をすることで、通気性が確保され、葉が密集した状態を防ぎます。これにより、害虫の侵入を防ぐことができます。

4.有機肥料の利用
有機肥料を使用して、植物の免疫力を高め、病気や害虫に対する抵抗力を向上させます。

5.適切な間隔での植え替え
植物を適切な間隔で植え替えることで、根の成長を促進し、害虫の侵入を防ぎます。

6.天敵の利用
害虫を食べてくれる虫を利用する防除方法です。例えば、アブラムシにはテントウムシで対処します。

7.害虫駆除剤の使用
農薬を散布することによる防御方法です。ただし、使用量や頻度には注意が必要です。

春は植物の生育が活発になるため、雑草がたくさん生えてきます。また、冬の間に落ちた葉っぱをそのままにしている人も多いのではないでしょうか？

雑草や落ち葉が多いと、庭全体がどんよりと見えてしまいますよね。さらに、手入れの進んでいない庭は空き巣などのトラブルにも繋がる可能性があります。

寒い冬や暑い夏は外に出るのも億劫ですが、ぽかぽかと暖かい春であれば庭のお掃除もはかどるのではないでしょうか？
春はお庭の大掃除をするチャンスです！
夏になる前にお庭をスッキリさせましょう。

▼こちらの記事もぜひご覧ください
春から始める庭掃除特集