「高齢で庭などの管理ができなくなってきた」「相続した家が遠く、庭の管理ができない」などの理由で、最近は庭じまいという言葉をよく耳にするようになりました。このページでは、庭じまいとは何なのか や 庭じまいの方法 などをご紹介します。
【庭木の処分】
こまめにお手入れできなくなった庭木が隣家や電線まで伸びてしまったり敷地外に落ち葉や果実が散らかったりして、近隣住民や通行人との思わぬトラブルを抑制します。
・伐採(ばっさい)
→庭木を根元付近から切除して、切り株状にする作業です。
・抜根
→庭木を根から取り除く作業です。
・剪定
→庭木の枝を切り、形を整える作業です。
【庭石撤去】
庭全体のリフォームをする際の妨げになる場合、庭石の撤去作業が必要です。庭石を撤去する場合の多くは重機を使って運んだり、運べる大きさになるまで粉砕したりして撤去をすることになります。この作業はかなり高額になるので、どうしても除去したい場合を除きそのまま置いておくことを選択する方も多いようです。
【庭池を埋める】
庭池を埋める際には、水抜き→池の解体→ろ過設備の撤去の順で作業をした後、埋め戻しをしていきます。池の解体にはコンクリートを破壊するハツリ作業や出た廃材を運び出して処分する作業が必要なため、自身で作業するには限界があります。池を埋めて地盤を固く均等にならす作業は、素人では上手くできず池の地盤が緩んで危険な状態になる可能性もあるため、池埋の工事は専門の業者や撤去業者に依頼をしましょう。
【庭石の撤去】
庭石の処分費用は、1 kg あたり30円から40円程度が相場です。費用は庭石の重さや規模によって違いますが、最低でも2万円から3万円程度かかることが多いそう。また、クレーンなどの重機使用や運び出しのトラックまでの距離が遠い場合は追加料金が発生することもあるようです。作業に関する不安がある場合は、見積りの際に委託業者へ質問をしておくといいでしょう。
【庭池を埋める】
庭池の解体撤去にかかる費用相場は、池を埋めて更地に戻すシンプルな工事の場合、平均で20万円前後です。池を撤去した後に追加工事を依頼した場合、更地の上に何を設置するかによって追加費用が発生します。庭池を埋めた後のイメージがある場合は、作業が可能かあらかじめ委託業者に相談してみましょう。
いかがでしたか?管理できなくなってきた庭がある場合は、手が付けられなくなる前に早めに庭じまいを考えるのもありかもしれませんね。
庭じまいには様々な内容や方法がありますので、まずは自分の庭に必要な作業を考えてみることから始めてみましょう。作業は技術を要するものが多いため、難しいものは無理をせず一度業者に相談することをおすすめします。
手入れが楽で綺麗な状態を保てる庭にできるよう、自分に合った庭じまいをしていきましょう。
《 この記事を書いた人 》
杉山 麻美(すぎやま あさみ)
東京都生まれ、東京育ち。現在は郊外の田舎町に居住。
細菌検査業、アパレル系ECサイト運営を経て植木屋革命クイック・ガーデニングに入社。WEBマーケティング全般を担当。
趣味は猫吸い。猫と緑をこよなく愛する。