庭掃除を自分でやるなら、道具は何が必要?業者に頼んだほうがいい?
自分でできる庭掃除のポイントをご紹介します。荒れた庭のお手入れをして、季節を通してお庭を楽しみましょう。
庭掃除は大まかに3つの作業が中心になります。作業内容とおススメの道具についてもご紹介します。
長らく放置した雑草は根を張りやすく、大きくなると引き抜くのも一苦労です。伸びた雑草は見た目が悪いだけでなく、虫が発生することも。
すべて抜くのは大変なので、雑草は地面ギリギリで刈るのがポイントです。
大きな庭をお持ちの方は草刈り機を使うと早いですが、飛び石などの事故もありますので、周辺を養生するなど注意して使用しましょう。またブレードはナイロン製だと建物などに傷をつけずにすみます。充電式や小型のものも市販されているので検討してみてもよいでしょう。
草刈り鎌で手作業する場合は、腰の負担を軽減するためにも低いチェアに座ったり、膝あてを使って作業するとよいでしょう。
また刈った雑草は熊手を使うと集めやすいです。
<除草に使う道具>
・草刈り鎌
・熊手
・膝あて/腰を掛けられるもの
(大きい庭の方)
・草刈り機
落ち葉がたまるとそれだけで荒れた印象になります。また放置した落ち葉は、強風でご近所にまき散らすことも。
掃除には枯葉を絡めやすい「竹ぼうき」や「熊手」を使いますが、「ブロアー(送風機)」があるとより掃除が楽になります。
最近ではブロアーも家庭用の小型のもの、電動式のものも市販されています。
<落ち葉掃除に使う道具>
・熊手
・竹ぼうき
(・ブロアー)
落葉樹は落葉してスッキリしていると思っても、芽吹いてくると枝葉がこみあい日当たりや風通しが悪くなります。不要な枝葉を取り除くことで必要な部分に栄養が集中し、樹木の生長も促され、見た目も美しくなります。
落葉樹の剪定は秋~冬がおススメです。常緑樹は冬に養分をつくり出すため、春先の剪定がいいでしょう。
伸びた枝が隣家にはみ出すとトラブルにつながる恐れもあるので、十分に注意しましょう。
剪定鋏はホームセンターなどで売っているもので十分です。握力に不安がある方は、電動式の剪定鋏も売っています。
また、怪我や虫刺され防止のためにも手袋も必要です。
3mを超えるような高い木は危険が伴うため、高枝切り鋏を使うか、それでも届かない場合は専門の植木屋業者にお願いしたほうが安全です。
盲点なのが剪定後の枝葉ゴミの量。木の剪定は思った以上に大量に枝葉ゴミが出ますので、ごみ袋は多めに用意しておきましょう。
<剪定で使う道具>
・剪定鋏
・刈込鋏
・手袋
・高枝切り鋏
参考記事
【初心者の剪定入門】剪定作業に必要な道具と庭木のお手入れ方法▶
春~秋は虫が発生するので、刺されないためにも手袋や長袖は必須アイテム。
木や雑草の種類によっては剪定枝やトゲのある葉はケガをすることもあるので、手袋もなるべくなら軍手ではなく滑り止めのついたゴムや厚手のものがよいでしょう。
また夏などの日差しが強い日は帽子やタオルで頭部を覆い、日焼けだけでなく熱中症にも十分注意しましょう。
(特に暑さに慣れていない春や初夏は熱中症の危険があり、要注意です)
簡単でいいので庭掃除するエリアを区分けして決めましょう。
例えば庭を6等分し、端から順にすすめていきます。エリア分けをすることにより、集中して掃除ができます。
「あ、あそこの雑草が気になる!」と気になった順にやってしまうと庭中歩きまわって体力を消耗し、ゴールが見えなくなることも。
エリアで分けることで掃除したエリアとまだのエリアでBefore&Afterがわかるので達成感があり効率的に庭掃除を進めることができます。
壁際、角などの境目もしっかり掃除するのもキレイに見えるポイントです。
大まかな作業は3つ
雑草、落ち葉、剪定
最近では道具も初心者向けに安全なもの、軽量なもの、電動式のものもあります。
この3つの作業を自分にあったやり方で覚えてしまえば、庭はきれいに保てますよ。
《 この記事を書いた人 》
杉山 麻美(すぎやま あさみ)
東京都生まれ、東京育ち。現在は郊外の田舎町に居住。
細菌検査業、アパレル系ECサイト運営を経て植木屋革命クイック・ガーデニングに入社。WEBマーケティング全般を担当。
趣味は猫吸い。猫と緑をこよなく愛する。