初心者でも簡単にボケを育てる方法「木瓜/Japanese quince（flowering quince）」

ボケの花の育て方の基本

ボケは日当たりの良い場所を好みますが、真夏の強い日差しは避けるようにしましょう。鉢植え（盆栽）の場合は、真夏には半日陰に移動させます。水やりのポイントとして、鉢植えやの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。地植えの場合は、根が張るまでは定期的に水を与え、根がしっかりと張った後は自然の降雨に任せます。ボケは水はけが良く、保水性のある土を選びます。過剰な水やりは根腐れの原因となります。鉢植えの土は小粒の赤玉土、鹿沼土、腐葉土を混ぜたものが適しています。地植えの場合は、腐葉土や堆肥を混ぜて土壌を改良してください。肥料の与え方としては、1月から2月に寒肥として緩効性肥料を与え、開花後の4月から5月にお礼肥を与えます。ボケには多くの品種があり、赤、白、ピンク、オレンジなどの花の色に、一重咲きや八重咲きの品種もあり、色も形も様々です。日本原産や中国原産のものから、品種改良によって200種類以上の品種が存在します。一般的には3月から5月にかけて咲きますが、品種によっては11月から1月に咲くものもあるので開花時期に注意しましょう。ボケの剪定は、花が咲き終わった4月下旬から6月頃と、葉が落ちた11月から12月頃に行います。花後には咲いた花を摘み取り、長く伸びた枝を短く切り詰めます。落葉後の剪定では、枯れた枝や不要な枝を切り取り、風通しを良くします。花を長持ちさせるためには、適切な水やりと剪定が重要です。