初心者でも簡単!プルメリアの育て方「インドソケイ(印度素馨)/Plumeria」

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プルメリアの育て方や注意点、種類などを解説。初心者向けの栽培ガイドや情報が満載。プルメリアを育てたい方に役立つ記事です。

プルメリアの育て方
プルメリアの育て方のポイント
プルメリアの種類と特徴
プルメリアの増やし方と株分けの手順
プルメリアの育て方のQ&A
プルメリアの花言葉
まとめ


プルメリアの育て方

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プルメリアは熱帯アメリカ原産の植物で、日光を好みます。基本的な育て方としては、日当たりの良い場所で鉢植えで育てるのが一般的です。冬の寒さには弱いため、冬場は室内で管理するのが良いでしょう。プルメリアの水やりは春から秋にかけて、土の表面が乾いたらたっぷりと行います。特に夏は毎日、朝か夕方のどちらかに水を与えます。冬は成長が鈍るため、水やりの頻度を減らし、土が完全に乾いてから水を与えるようにしましょう。
剪定方法としては、大きくなりすぎた場合や込み合った枝、枯れた枝を切り落として樹形を整えます。花が咲いた後は新しい枝を減らします。屋外から室内に取り込むときは、葉を全て剪定して休眠状態にしておくと良いでしょう。プルメリアの適切な土は水はけの良いものが適しており、赤玉土と腐葉土の配合土や、培養土にパーライトやピートモスを混ぜたものがおすすめです。鉢は少し大きめのものを選び、根が詰まる前に1~2年に一度植え替えるようにしましょう。


プルメリアの育て方のポイント

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プルメリアの適温は20~30℃で、湿度は50~60%が理想的です。冬は15℃以上を保つようにし、乾燥しすぎないように注意します。特に冬場は室内で管理し、暖房の風が直接当たらないようにしましょう。プルメリアは夏の強い直射日光が苦手ですので、春から秋にかけては半日陰か明るい日陰へ移動させてください。冬は室内の日当たりの良い場所に置き、できるだけ多くの光を確保します。プルメリアの栄養管理には、春から秋にかけてリン酸が豊富な肥料を与えると花付きが良くなります。液体肥料や置き肥を2週間に一度程度与えると良いでしょう。ただし、過剰な施肥には気を付けてください。害虫や病気の予防には、葉の裏にシャワーをかけると効果的です。ハダニやアブラムシが発生した場合は、殺虫剤やアルコールで対処します。病気の予防には風通しの良い環境を保ち、過湿を避けることと、定期的な観察が大切です。


プルメリアの種類と特徴

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プルメリアには多くの種類があり、花の色は白、ピンク、黄色、赤、オレンジなどがあり、複色の花も存在します。特に人気のあるものには香りが強い「セラディーン」に、丸い花弁が特徴の「サモアン・フラッフ」と「シンガポール・ホワイト」、ピンクと黄色のグラデーションが美しい「レイ・レインボー」、そして、濃いピンクの花弁に中心部が鮮やかなオレンジ色の「ドナルド・アンガス」などがあります。プルメリアの花は色や形に多くのバリエーションがあり花弁の形も丸みを帯びたものや尖ったものなど様々です。育てやすさや成長速度も選び方のポイントです。例えば、「サモアン・フラッフ」や「シンガポール・ホワイト」は病害虫にも強く、初心者にも育てやすい品種ですので、おススメです。


プルメリアの増やし方と株分けの手順

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プルメリアの増やし方には、種からの増やし方、株分け、挿し木、接ぎ木の4つの方法があります。プルメリアの花が受粉すると、花がしおれて種子の鞘(ポッド)ができます。この鞘が8〜10か月かけて成熟し、乾燥して裂け始めます。鞘が裂けると中の種が飛び出すので、鞘が乾燥し始めたら採取し、4~6月に植えましょう。プルメリアの株分けのタイミングは、春から初夏にかけて行うのが理想的です。株分けの手順は、親株を鉢から取り出し分けた株を新しい鉢に植え替え、水をたっぷりと与えます。プルメリアの挿し木は、成長期の5~9月に行うのが最適で、健康な枝を20~30cmほど切り取り培養土に挿します。挿し木による増やし方のコツは発根促進剤を塗布し、切り口を乾燥させてから行うことです。接ぎ木は、気温が高くなる3月~4月に行います、太くて丈夫な台木を選び、切り取った部分に新しい枝を差し込みます。


プルメリアの育て方のQ&A

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Q.プルメリアの葉が黄色くなる原因と対策
A. 葉が黄色くなる原因には、水やりの過不足や日当たりの不具合が考えられます。適切な水やりと日光の調整が必要です。

Qプルメリアの花が咲かない場合の対処法
A. 花が咲かない場合は、日当たりと水やりの見直しが重要です。適切な環境を整えることで花が咲きやすくなります。ブルメリアは日当たりのいい場所で水やりは控えめにしましょう。

Q.プルメリアの苗が枯れてしまう場合の対策
A. 苗が枯れる原因は、水やりの過不足や寒さです。プルメリアは低温が続くとダメージを受けます。水やりの頻度を調整し、寒さ対策を行うことで苗を健康に保てます。

Q.プルメリアの株分けのタイミングと頻度
A. 株分けは春から初夏にかけて行い、2〜3年に一度が目安です。成長期に行うことで株の回復が早くなります。


プルメリアの花言葉

「気品」、「恵まれた人」、「日だまり」、「内気な乙女」。


まとめ

プルメリアは、その美しさと香りから多くの人に喜ばれる花です。ハワイをイメージする方も多いと思います。地植えにすると非常に大きく成長し、南国の雰囲気を楽しみたい方にぴったりです。しかし、冬の気温が10℃を下回る地域では、鉢植えで管理しましょう。

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