金のなる木は丸くてぷっくりとした肉厚の葉が特徴で寒くなると鮮やかなグリーンのふちに紅色が現れます。水を体内に貯えておく能力が高いため、水やりがほとんどいらず、忙しい毎日でなかなか植物に手を出せない方にも育てやすい植物です。
金のなる木の特徴
金のなる木の種類
金のなる木の花言葉
金のなる木のお手入れ
金のなる木の病気対策
まとめ
金のなる木の特徴
「金のなる木(カネノナルキ)」は南アフリカ原産で、常緑性の多肉植物の仲間です。草丈は50cm~3m以上になり、生育旺盛な植物です。大きく生長すると茎が太くなり木の幹のように見えることから、観葉植物に分類されることがあります。金のなる木の別名は、縁紅弁慶「フチベニベンケイ」とも呼ばれ、寒くなると丸くて肉厚な葉に紅色が現れ、美しく紅葉します。そして、11月〜2月頃には白やピンクの小さなかわいらしい花を見せます。金のなる木は他の多肉植物同様、乾燥に強く、育てやすい植物です。しかし、乾燥に強い反面、過湿になると根腐れを起こしやすいので水やりには注意が必要です。
金のなる木の種類
金のなる木には、約300種類以上の品種があり、もっと代表的な品種は花月です。その中にも開花性の高い「桜花月/サクラカゲツ」、白い斑が入る「花月錦/カゲツニシ」に、黄色の斑入りの「黄金花月/オウゴンカゲツ」や、草丈の低い矮性品種の「姫花月/ヒメカヅキ」などがあります。それぞれの品種によって、葉の模様や花色などが少しづつ異なります。
金のなる木の花言葉
「幸運を招く」、「一攫千金」、「富」、「不老長寿」
硬貨に似た丸い葉っぱをつけることに由来してこれらの花言葉が誕生しました。その他にも、 昭和初期にとある農家さんが金のなる木の新芽に5円玉を通してそのまま成長させる生育方法をあみだしました。そうすると、枝に5円玉が実ったように見えることから「金のなる木」として売り出しました。また、金のなる木は風水でも金運を招くとされていることからお金にまつわる花言葉が多くあります。
金のなる木のお手入れ
金のなる木は、日当たりの良い場所で乾燥気味を意識して育てましょう。長い間、土が湿ったままの状態だと根腐れを起こして枯れてしまいます。水やりのしすぎには十分に注意してください。春から夏の成長期には、土の表面が乾いたのをしっかりと確認してから2日に1回、鉢底から水が抜けるまでたっぷりと水を与えてください。土の乾き具合がわかりにくい場合は、葉っぱがしわしわになり始めたら水を与えてあげると良いです。生育の鈍る冬の水やりは回数を減らし、月1~2回程度にします。直射日光が当たる場所でも良いですが、夏場の午前中は日差しが強いので、その時間帯は半日陰に移動させてあげると葉焼けの心配がありません。金のなる木は寒さに弱く、5℃以下で生育が停止するので、冬場は室内で管理すると良いです。肥料は真夏は避け、4~7月の間に1回ほど固形のものを根本から離したところに置くか、薄めた液体肥料を10~15日に1回、水やり代わりに与えます。伸びすぎた枝は剪定して形を整えてあげましょう。その切った枝は挿し木用として活用することもできます。
金のなる木の病気対策
「カイガラムシ」
金のなる木に貼り付いて汁液を吸います。カイガラムシが付くと、葉や茎がベタベタになり、白い綿のようなものがつく症状が出ます。. 窓を閉め切りがちな真夏、真冬はサーキュレーターで風通しを確保することで、害虫の発生を防ぐことができます。ただし、カイガラムシが発生したあとにも、サーキュレーターを使用すると周りに胞子が飛び散ってしまうので注意してください。付着した葉や茎は切って処分しましょう。
まとめ
風水でも、金のなる木は金運を招くとされ、重要な役割を果たしています。そして、手がかからず育てやすいので、結婚祝いや、 新築祝い、 開店祝いなどの贈り物として利用されることも多く、人気が高い植物ですのでプレゼントにいかがですか?