芝のうえを裸足で歩き寝転ぶ…そんな憧れの芝庭ですが、お手入れにあまり時間をかけられない!でも最低限押さえておきたいポイントを紹介します
芝刈り
芝刈りとは葉の成長を止め、密度を濃くしていく作業です。芝の全長の上から3分の1以上カットしないように注意しましょう。成長点 (新しく成長するための分裂組織があるところ)を切り落としてしまうと枯れの原因となってしまいます。
お庭の広さにもよりますが、手押しの芝刈り機が扱いやすいでしょう。春と秋は少なくても月に1~2回。夏の最盛期は月に2~3回は芝刈りをしてください。芝刈りは当社でも承っています。
水やり
芝生は季節に合わせて水やりの頻度を変えましょう。手間をかけられるようであれば、春と秋は一週間1~2回、夏は毎日、冬はほぼなしでも構いません。夏の水やりは時間帯が重要。暑さで蒸れてしまうと芝がダメージを受けるので、早朝 (朝は8時を越さない)か、夕方4時以降にしましょう。
雑草取り
雑草を伸ばし放題にしてしまうと、芝の下にまで根が伸びてきてしまいます。根を取りきるために、芝をはがすことになってしまうことも。 とくにシロツメクサ、カタバミなど成長の早いものは見かけたら即座に抜く、という意識でいると、芝が大きく侵食されずにすみます。
便利アイテム
マメな雑草取りのお助けアイテムとして、電動ドリルをお持ちなら、付け替えパーツとして販売されている回転式電動草取機が便利です。力も要らず、素早く根ごと引き抜けます。(久永カットデザイナーも愛用中)
座ったまま 移動できるフィールドカートも平らな芝庭を移動 しつつ雑草取りをするのにおすすめです。
芝張りをお考えならこれからの季節 3~5月が最適期です。芝のお手入れは手間がかかりますが、 キレイに生えそろった芝庭を見ると、充足感を得られます。憧れの芝庭のために「できる範囲のお手入れ」を心がけて楽しんでください。
芝のお手入れカレンダー
※エアレーションとは根に新鮮な空気や水を送るため、専用の道具を使って固くなった地面に穴を開けて目土(水はけに優れたキメの細かい土) を入れる
■お庭の状態によっては特別なお手入れが必要になっています。よく観察し、いつもと様子が違ったら原因を調べてください。
■貼ったばかりの芝のお手入れはこのカレンダーとは異なります