ハダニの予防対策と駆除方法とは?

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植物を弱まらせるハダニとは

庭木、花木、果樹、野菜、草花、観葉植物にまで幅広く植物に寄生するハダニ。ハダニ被害に悩まれている方も多いと思います。ハダニは寄生した植物を弱らせてしまうため、見つけ次第対処しましょう。ハダニの生態や対処方法などをご紹介します。

目次
ハダニの生態
ハダニの発生しやすい植物
ハダニの増殖しやすい環境
ハダニの産卵
ハダニはクモの仲間
ハダニの被害症状
薬剤を使用しない対処方法①葉水
薬剤を使用しない対処方法➁セロテープやマスキングテープ
薬剤を使用しない対処方法➂木酢液(もくさくえき)


ハダニの生態

カンザワハダニ、ミカンハダニ、リンゴハダニは赤い色のため、一般的に「赤ダニ(赤色型)」と呼ばれています。日本には70種類程度存在しており、なかには黄緑色型の色が薄いナミハダニや黒色、茶色など様々な色をしています。
体長は0.3mm~0.8mmほどで小さくて、よく動きます。肉眼では見にくいですが、葉の下に白い紙を置き、葉裏を軽く叩くとゴミと一緒に落ちてきます。小さいですが、動いていたらハダニです。また卵の状態で越冬しますが、環境によっては成虫で越冬します。


ハダニの発生しやすい植物

カ庭木、花木、果樹、野菜、草花、観葉植物、茶葉、ラン類のほとんどの植物に寄生します。
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ハダニの増殖しやすい環境

3月から10月に繁殖しますが、高温乾燥時を好むため、梅雨明けから秋にかけて繁殖が盛んになります。1匹のメスから50~100個ほどの卵を産み、10日ほどで成虫になります。
またミカンハダニやナミハダニは気温が高ければ1年中増殖することができます。


ハダニの産卵

3ハダニのメスとオスが交尾すると、すべてメスが生まれます。またメスはオスがいなくても産卵することができ(単為生殖)、すべてオスが生まれます。1匹いれば、すぐに広がるため注意して観察しましょう。


ハダニはクモの仲間

ハダニはクモの仲間で、成虫は足が8本あります。一定の数になると、クモと同様に糸を出し、風にのって移動することができます。そのため英名は「Spider mite(スパイダー・マイト)」と呼ばれています。一か所に大量に発生すると、ほかの植物に移動します。ハダニが寄生している植物は、ほかの植物と離しておきましょう。


ハダニの被害症状

ハダニは葉裏に寄生して汁を吸います。葉緑素が抜けるため白い小斑点が生じます。被害が進行すると、白くカスリ状に色が抜け、葉色も悪くなります。葉緑素不足になると光合成ができなくなるため、成長不良になります。庭木などは枯れることはほぼありませんが、草花や野菜などは枯れてしまうことがあります。またハダニは植物に対して吸汁するため、人体には影響はありませんが、アレルギーの原因にはなる可能性はあります。

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薬剤を使用しない対処方法①葉水

ハダニは乾燥した環境を好むため水が苦手です。そのため定期的に葉裏に散水することで繁殖を抑えることができますし、強めのシャワーでは卵や成虫を水で流すこともできます。雨が降らない場所はでは、こまめに葉の裏にも水をかけましょう。また植木鉢は鉢ごと水に浸けると、有効的に対処できます。

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薬剤を使用しない対処方法➁セロテープやマスキングテープ

ハダニが少ない場合は、セロテープやマスキングテープなどで取り除きましょう。

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薬剤を使用しない対処方法➂木酢液(もくさくえき)

木酢液(もくさくえき)を水で薄めたものをスプレーボトルに入れて噴射します。希釈の倍率によって作用がことなるため、使用方法を確認の上ご使用ください。
弱まっている植物はハダニの被害に遭いやすいため、こまめな水をやりや日光にあてる管理をしましょう。早期に発見できれば、薬剤を使用しなくても対処することができます。被害状況がひどい場合は薬剤の使用も検討してください。

木酢液



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