春も夏も秋も楽しめる「ドウダンツツジ(満点星躑躅)」

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四季を通じて楽しめる庭木として人気が高い「ドウダンツツジ(満点星躑躅)」をご紹介します。

ドウダンツツジの特徴

ドウダンツツジはツツジ科ですが、花の見た目、ツツジとはまったく異なります。4月半ば~5月上旬に、スズランのようなかわいらしい、ベル状の白い花を咲かせ、秋には美しく紅葉する落葉低木です。
日本原産で耐寒性、耐暑性があり、育てやすいのも人気の要因。刈り込みにも強いので、生垣にも適し、庭木として樹形を楽しむことができます。

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樹高は、1~3mで、根は浅く広く張り、乾燥を嫌います。半日陰でも育ちますが、花付きや枝振りが悪くなる傾向があります。また、酸性土を好むため、チッソが多いと花付きが悪くなることがあります。

適切なお手入れ

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剪定は、落葉樹なので冬期11月~1月に行っても樹勢が弱まることはありませんが、花を楽しむためには、花後すぐの5月半ば~6月半ばがおすすめです。6月下旬ころから翌年の芽を付けはじめるので、それ以降に剪定してしますと、花芽を切り落としてしまい、翌年の花付きは、期待できなくなります。

乾燥を嫌うので、夏の極端に乾燥する時期は、早朝や夕方にたっぷり水を与えることをおすすめします。とくに花芽をつけるころに水切れをおこすと、枯れやすくなってしまうので注意が必要です。

ドウダンツツジの楽しみ方

庭木や生垣として楽しめるドウダンツツジですが、ほかにも植木鉢での栽培や切り花、切り枝としてお部屋に飾って楽しめます。

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春の花だけでなく夏の枝も、爽やかな緑葉は目に優しく、お部屋に癒しを取り入れられる素敵な素材です。上手に花器に生けると、ひと月ほど楽しむことができます。

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枝物を生けるときは切れ味のよいハサミを使って枝を切り、縦に十文字に切れ込みを入れ、水の吸い上げをよくします。そして、しっかりと洗った花器に生け、こまめに水を変えることが重要です。

水に浸る部分は、葉を取り除きます。水に浸っている部分が多すぎない方が長持ちします。週に1回ほど水切りをして、水揚げをよくすると長持ちします。

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クイック・ガーデニングが手掛けた「ドウダンツツジ」のお手入れ実績がご覧いただけます
【Before&After】