魅力あふれる果樹「ジューンベリー」

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6月に実を付けることからその名が付いた「ジューンベリー」。果実や花を楽しめるうえ、育てやすいことから近年人気が高まっており、シンボルツリーとしてもおすすめの庭木です。

ジューンベリーの魅力

寒さに強く、丈夫で育てやすいジューンベリーは、1本でも若木のうちから花や実を楽しむことができます。樹形は1本立てと株立ての2種類があり、1本立てのものはシンボルツリーとして、株立てのものは枝数が多く、樹高を低く抑えることができるので、果樹として楽しむのに適します。

春には可愛らしい白色の花と新緑を、初夏には収穫を楽しめるほか、落葉樹であるジューンベリーは紅葉もとても美しく、一年をとおして楽しむことができます。

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果実を楽しむ

ジューンベリーの実は生食のほか、ジャムや果実酒にして楽しめます。収穫は真っ赤な状態ではまだ早く、紅紫色に完熟し、触ってやわらかくなっていたら食べごろです。収穫したものは傷みやすいので、食べきれないぶんはすぐに冷凍保存するかジャムなどに加工することをおすすめします。

ジューンベリーは「誘鳥木(ゆうちょうぼく)」として知られ、実のなる時期にはヒヨドリなどの野鳥の訪れも期待できますが、実が食べられてしまうのを避けたいときは、鳥よけネットなどを利用するとよいでしょう。

食べ頃のジューンベリーの実

食べ頃のジューンベリーの実

 

ジューンベリーの育て方

耐寒性があり、半日陰でも育ちますが、日当たりのよい場所で育てると、果実の数や甘味が増しやすく、収穫期が楽しみになるでしょう。

剪定お手入れは、落葉樹の休眠期にあたる12月~3月に行いましょう。3年ほど続けて実を付けた枝は、実付きが悪くなるので切り戻し(伸びすぎた枝を切り詰める剪定)をしましょう。切り戻すことで新しくわき芽が伸びて枝数が増え、花付きや結実をうながします。

実付きをよくするためには、開花時期はなるべく雨にあたらないようにすることに加えて、その他の果樹と同様に適期に肥料を与えるようにしましょう。

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クイック・ガーデニングが手掛けた「ジューンベリー」のお手入れ実績がご覧いただけます。

•【Before&After】