春の訪れを知らせるような、鮮やかな黄色が特徴的なミモザアカシアの花。日本で「ミモザアカシア」として知られている多くは、正式名称を「ギンヨウアカシア」といいます。イタリアでは男性から女性へ日ごろの感謝を込めて贈る花として知られています。
植付け
自生地では乾燥した土地に生えることが多いので、植付けは水はけのよい場所にしましょう。植付けの時期は4月～9月ごろが適期です。育成は、地植えでも鉢植えでも可能です。 若木のうちは枝が折れやすいので支柱が必要となります。また根張りが浅い一方で、木の上部が大きく広がり頭が重いので、風当たりが強い場所では倒れやすく注意が必要です。
お手入れのポイント
ミモザアカシアの成長は早いので、定期的な剪定で樹木のサイズ管理も欠かせません。花後から7月ころまでに剪定し、樹形を小さく保つことで台風の備えにもなります。定期的に剪定をして風通しのよい樹形を保つことでミモザアカシアに多いカイガラムシ、すす病の予防にも効果的です。 また、剪定時期が遅れると翌年の花つきが悪くなるので注意しましょう。
もともと熱帯から亜熱帯に生息する植物なので、できるだけ日当たりのよい場所で冬は防寒しましょう。鉢植えの場合は冬の間は室内での成育が望ましく、土が乾いたら水切れしないように注意してこまめに水やりをしましょう。
色いろな楽しみ方
最近ではシンボルツリーとしてお庭に植栽する方も増えているミモザアカシア。花が咲いたら切り花にして飾ったり、リースやドライフラワーにして楽しむこともできる素敵な花木です。
クイック・ガーデニングが手掛けた「ミモザアカシア」のお手入れ実績がご覧いただけます
●【Before＆After】
