「ヒイラギ(柊)」はトゲのある形の葉が特徴的な常緑樹です。葉のトゲにちなんで、ヒリヒリ痛む「疼(ひいら)ぐ」という言葉が和名の語源とされています。
“魔除け”の効果がある庭木としても親しまれ、風水などでは敷地内にお守りとして、鬼門の方角に植栽されることもあるようです。また、防犯のために家周りに生垣として植栽することもあります。
ヒイラギの種類
ヒイラギには、さまざまな種類があります。
日本に自生している、節分に使われるヒイラギは「モクセイ科」で、秋になると香りのよい白い花を咲かせます。
一方、海外ではクリスマスのシンボルとして「モチノキ科」の「セイヨウヒイラギ」が用いられます。
この他にも、最近では「モクセイ科」の「ヒイラギモクセイ」や、「メギ科」の「ヒイラギ南天」も庭木として人気があります。
葉の形が丸みを帯びてくる?
樹齢を重ねたヒイラギは葉の形が丸みを帯びてくることがあります。もし、ヒイラギの葉が丸みを帯びてしまった場合は、剪定お手入れをすることで、若いギザギザの葉をもつ枝の生育を促すことができます。
本来のヒイラギらしい特徴を保つために、また魔除けとしてや防犯の役割をはたすためにも、 定期的な剪定で若い枝葉の成長を促すことが大切です。
ヒイラギは成長が比較的ゆっくりで、維持・管理がしやすいですが、放任すると樹高5m以上になることもあります。大きさの管理のためにも、お手入れは少なくとも1年に1回、できれば2回のお手入れをすることをいおすすめしています。剪定の時期は地域により多少異なりますが、最適期は3~5月ころです。
クイック・ガーデニングが手掛けた「柊(ヒイラギ)」のお手入れ実績がご覧いただけます